Tomcat - Apache Tomcat
Apache Tomcat 
作者 | Apache Project(元 Jakarta Project) |
---|---|
ダウンロード | http://tomcat.apache.org/download-55.cgi![]() |
関連サイト | http://tomcat.apache.org/![]() |
学内パス | /usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28 |
学内管理者 | ISTC |
Table of Contents |
解説 
通称TomcatはApacheプロジェクトの開発しているJava Servlet Engineです。
Java Servletの詳細はsunのサイトを参照してください。
http://java.sun.com/products/servlet/docs.html
セットアップ 
ダウンロード 
Apache Tomcatのサイトからzipファイルをダウンロードします。それを解凍してください。
http://tomcat.apache.org/download-55.cgi
解凍 
ダウンロードしてきたzipファイルを適当な場所に解凍します。/usr/local辺が一般的でしょうか。
% cd /usr/local/ % unzip apache-tomcat-X.X.X.zip
解凍したディレクトリ以下がTomcatのワークディレクトリになります。
/usr/local/apache-tomcat-X.X.X/
環境変数 
環境変数'JAVA_HOME'だけ設定してください。自分のインストールしているJDKへのパスです。サンプルはこんな感じです。
setenv JAVA_HOME /usr/local/java/jdk1.5.0
セットアップ(会津大学環境下) 
はじめに 
このセットアップは会津大学の環境下のみで動作します。特異な設定方法なので、会津大学以外では参考にしないでください。*1
Tomcatを丸ごとインストールすると、ホームディレクトリ容量を圧迫するのでNetBeansに含まれるTomcatを流用します。この辺のTomcatです。
/usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28
また、後述のstartup.sh, shutdown.shのパスは上記Tomcatのものを使用するので、間違えないように。
/usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28/bin/startup.sh /usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28/bin/shutdown.sh
注意事項 
Tomcatは起動すると8080ポートを使用します。Tomcatを起動したままログアウトすると、8080ポートは使用されたままになり、他の人が利用できなくなります。(ISTC以外は)本人しかプロセスを止められないので、大変な迷惑です。
くれぐれも、Tomcatを起動した場合は終了することを忘れないようにしてください。.logoutにbin/shutdown.shを記述するくらいの心意気で利用することを勧めます。
ワークディレクトリ作成 
ホームディレクトリ以下にTomcatのワークディレクトリを作成します。このディレクトリの中にTomcatの設定ファイル、ログ、コンテキストを追加置きます。ここでは、tomcat_homeとします。
% mkdir ~/tomcat_home
ワークディレクトリの中にサーバを起動するために必要な設定ファイルを置きます。NetBeansのディレクトリから必要な設定ファイルをコピーします。
% cp -R /usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28/conf ~/tomcat_home/ % cp -R /usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28/logs ~/tomcat_home/ % cp -R /usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28/webapps ~/tomcat_home/ % cp -R /usr/local/java/netbeans-4.0/nb4.0/jakarta-tomcat-5.0.28/work ~/tomcat_home/
このディレクトリがTomcatのワークディレクトリになります。
$HOME/tomcat_home
環境変数 
setenv JAVA_HOME /usr/local/java/jdk1.5.0
- CATALINA_BASE 環境変数'CATALINA_BASE'にワークディレクトリのパスを設定します。Tomcatはこの環境変数をサーバのワークディレクトリとして起動します。指定していないと、NetBeansのディレクトリを参照してしまいます。
setenv CATALINA_BASE $HOME/tomcat_home
起動・終了 
Tomcatの起動 
% bin/startup.sh
Tomcatの終了 
% bin/shutdown.sh
Tomcatの再起動 
再起動用のshellスクリプトは存在しないので、shutdown.sh、startup.shを順に実行します。
ただし、Javaのプロセスの動作とshellスクリプトの同期が取られていないのか、shutdown.shを呼び出した直後に、startup.shを呼び出すと「ポートが利用中で起動できません」という例外が発生することがあります。その場合は、5秒程度待ってからstartup.shを呼び出してください。
% bin/shutdown.sh (数秒待つ) % bin/startup.sh
動作確認 
startup.shを実行するとTomcatが起動します。ポート8080で起動しているので、好きなブラウザでTomcatのホームページを見てみましょう。
Admin, Managerコンテキスト 
にアクセスするとGUIでTomcatの設定を変更するためのページが開きます。(admin, managerコンテキストが入っている場合)
これらのページを利用するためには、ユーザーとパスワードを最初に設定する必要があります。
conf/tomcat-users.xmlがロール(役割)と、そのユーザー名とパスワードを設定するためのファイルになっています。
ユーザー名tom、パスワードcatにするためには以下の様な設定になります。usernameとpasswordの値は適当に変更してください。roleを削除したら正しく動作しないので、roleは削除してはいけません。
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?> <tomcat-users> <role rolename="manager"/> <role rolename="admin"/> <user username="tom" password="cat" roles="manager,admin"/> </tomcat-users>
コンテキスト 
Tomcatのservletアプリケーションはコンテキストという単位でインストールされます。WebDAV用コンテキスト, FTP用コンテキスト, CGI用コンテキストなどなど。
インストール 
WebにはTomcat用コンテキストが色々公開されています。その多くは.warファイルで公開されているので、そのフォーマットのコンテキストの追加方法を紹介します。
1. .warファイルをサーバのワークディレクトリ以下のwebappsディレクトリに保存します。こんな感じです。
webapps/honyarara.war
2. Tomcatを再起動します。
3. 以下のURLにアクセスします。
http://localhost:8080/honyarara/
以上です。.warファイルは設定ファイルからバイナリ、静的ファイルまで全てを含んでいるます。Tomcatは起動時にwebappsディレクトリ内の.warファイルを展開して、コンテキストを利用可能な状態にしてくれます。
アンインストール 
展開されたコンテキストのディレクトリと、warファイルをwebappsディレクトリから削除します。変な所にファイルを作成するコンテキストでなければ、これで終了です。
% rm -rf webapps/honyarara webapps/honyarara.war
便利そうなコンテキスト 
admin 
Tomcatの設定をブラウザから変更するためのコンテキスト。admin, managerコンテキストが含まれている。
- ホームページ
- ダウンロード
http://tomcat.apache.org/download-55.cgi
「Administration Web Application:」のリンク
Jakarta Slide 
WebDAVコンテキスト。
- ホームページ
http://jakarta.apache.org/slide/index.html
- ダウンロード
http://jakarta.apache.org/site/downloads/downloads_slide.cgi
*1 参考にしても良いけど、あまり役に立たないかと思います。