ps - プロセスの状態報告
プロセスの状態を報告します。 プロセスとは、「現在メモリに読み込まれ実行されているプログラム」を意味します。 会津大学の /bin/ucb/ps と /bin/ps は書式が全然違います。 どちらを使っているのかは
% which ps
としてしらべてください。
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BSD系ps (/bin/ucb/ps) 
まず BSD系ps を説明します。
% ps
とすれば自分が起動したプロセスを見ることができます。 システム全体のプロセスを見るには
% ps ax
とします。 さらに詳細なものをみるには
% ps aux
とします。コマンド名が右端で切れてしまうので、
% ps auxww
とします。
USER PID %CPU %MEM SZ RSS TT S START TIME COMMAND root 8336 1.2 0.6 3904 3336 pts/3 O 07:34:04 0:00 ps -auxww ・ ・
のように表示されると思います。次のような意味です。
USER | そのプロセスを起動しているユーザー |
PID | プロセス ID |
%CPU | CPU使用率 |
%MEM | メモリ使用率 |
SZ | 仮想メモリ内のプロセスの合計サイズ (ページ単位) |
RSS | ? |
TT | プロセスを制御している端末 |
S | プロセスの状態。 O = 「プロセスは、プロセッサ上で実行中」、S =「休止状態」、R =「実行可能状態」、Z =「ゾンビ状態」、T =「ジョブ制御シグナルにより、もしくはトレース状態にあるため、プロセスは停止されている」 |
START | 開始時間 |
TIME | 累積実行時間 |
COMMAND | コマンド名 |
さらに -c オプションをつければ、 CLS(Scheduling class) と PRI(優先度)も表示されます。
Linux系ps (/bin/ps) 
次に Linux系ps を説明します。
% ps
とすれば自分が起動したプロセスを見ることができます。 システム全体のプロセスを見るには
% /bin/ps -e
さらに詳細なものをみるには
% /bin/ps -ef
とします。
UID PID PPID C STIME TTY TIME CMD s1080134 8509 444 0 07:41:38 pts/3 0:00 more ・ ・
のように表示されると思います。次のような意味です。
UID | ユーザID |
PID | プロセスID |
PPID | 親プロセスID |
C | Processor utilization for scheduling |
STIME | 開始時間 |
TTY | プロセスを制御している端末 |
TIME | 累積実行時間 |
CMD | コマンド名 |
さらに -c オプションをつければ、 CLS(Scheduling class) と PRI(優先度)も表示されます。