ypcat - NIS データの取得
ypcat コマンドで NIS (Network Information Service) データを得ることができます。
% ypcat [mapname]
のように使用します。 [mapname] は
% man ypfiles
で調べてください。また、
/var/yp/nicknames
ファイルにマップへのニックネームが記述されています。 例えば、会津大学では、
% ypcat passwd
と
% ypcat passwd.byname
は同等です。
passwd では ユーザー名、ユーザー ID, グループ ID, GECOS フィールド(会津大学では名前が書かれる)、ホームディレクトリ、ログインシェルなどの情報がみれます。
hosts では host 名やそのホストの IP アドレスなどが見れます。
group では どんなグループにどのユーザーが属しているかが見れます。
aliases ではどのようなメールアドレスが略されているかがわかります(会津大学ではすべて xxxx@u-aizu.ac.jp略されます) 。
% ypcat passwd | grep [ユーザー名]
などのようにすれば、名前を調べたりできると思います。
% ypcat passwd | grep professor | grep [name]
のようにすれば、教授のメールアドレスを調べる際に便利です。 [name] のところにはその教授の名前を適当に入れてください。 名前の最初は大文字なので気を付けてください。文字列の最初の区画がメールアドレスになります。