kterm - 漢字端末エミュレータ
% kterm &
のように起動します。
kterm 上で、「Ctrl+マウスの中ボタン」で開くメニューから kterm の設定ができます。 バイナリファイルを開いてしまったりなどして、文字化けがおこった場合は、 このメニューから「Do Full Reset」を選択すると直すことができます。
デフォルトではクロールバーがないので、
% kterm -sb &
のように -sb オプションをつけることでクロールバーが出せます。 また、「Ctrl+マウスの中ボタン」で開くメニューから「Enable Scrollbar」 を選択することで表示させることも可能です。
また、-km というオプションでは漢字コードを指定できます。
% kterm -km sjis &
デフォルトの漢字コードは euc です。 漢字モードは kterm 上で「Ctrl+ マウスの中ボタン」で開くメニューから 「Japanese EUC Mode」または「Shift-JIS Mode」を選択することでも変更できます。
また、-C オプションを指定するとコンソールメッセージ (/dev/console 宛てのメッセージ) を表示するようになります。
% kterm -C &
また、-e オプションを指定すると指定したコマンドを実行した状態で端末を起動できます。 オプション -e は必ず最後に指定してください。 それ以降がコマンドと見なされます。
% kterm -sb -e [command] &
[command] には mnews や xjdic を指定すると便利かもしれません。 [command] が終了すると端末も終了するので、 すぐに終了してしまうコマンドでは一瞬で端末も終了してしまいます。そのようなときは
% kterm -e sh -c 'ls ; read a'
とすると Enter キーを押すと終了になります。read コマンドの引数は適当なものでかまいません。
% kterm -e sh -c 'ls ; exec sh'
とすると、コマンド実行後、シェルが起動して継続するようになります。 exec tcsh などでも可です。