.mh_profile - MHメールの設定
.mh_profile は MH メールの設定ファイルです。 詳しくは man mh-profile を参照してください。 ホームディレクトリ直下にあります。 ls -a で確認してください。 コメントアウトは # でできます。なお空行があるとエラーになります。
Table of Contents |
Path (メール関連ファイル保存ディレクトリ) 
メールに関するファイルを保存するディレクトリを指定します。
Path: Mail
なら ~/Mail ディレクトリ以下となります。 メール自体、.mh_profile 以外の MH 設定ファイルなどです。
Msg-Protect (メールのデフォルトパーミッション) 
メールのデフォルトパーミッションを設定します。
Msg-Protect: 600
ならば 600 (-rw-------) になります。
Folder-Protect (メールフォルダのデフォルトパーミッション) 
メールフォルダ(ディレクトリ)のデフォルトパーミッションを設定します。
Folder-Protect: 700
ならば 700 (drwx------) になります。
Draft-Folder (draft メールの保存フォルダ) 
書きかけのメールを保存するフォルダを指定します。
Draft-Folder: drafts
ならば ~/Mail/drafts に格納します。
display-coding, file-coding, process-coding (文字コードの設定) 
この辺りは文字コードの設定です。
- display-coding
画面出力の文字コードを設定します。display-coding: ja_JP.jis
ならば JIS に設定します。 環境変数 MH_FILE_CODING、LC_CTYPE、LANG で設定することもできるようです。 - file-coding
ファイル入出力の文字コードを設定します。file-coding: ja_JP.jis
ならば JIS に設定します。 環境変数 MH_DISPLAY_CODING、LC_CTYPE、LANG で設定することもできるようです。 - process-coding
プロセス出力の文字コードを設定します。process-coding: ja_JP.jis [#x0763e9e]
ならば JIS に設定します。 環境変数 MH_PROCESS_CODING、LC_CTYPE、LANG で設定することもできるようです。
Signature (自分の名前の設定) 
Signature: name
のように書いておくと、メールヘッダの From 部分が
From: name <mail address>
のようになります。メール末尾に追加するシグネチャとは違いますので注意。 これがない場合は /etc/passwd ファイルの GCOS フィールド (会津大学では名前が書いてある)が使われます。
AliasFile (メールアドレス別名定義ファイルの指定) 
AliasFile: .mh_aliases
メールアドレスへの別名定義用のファイルを指定しておきます。 ファイル名はなんでもいいです。 今回の場合は ~/Mail/.mh_aliases になります。
多数のメールアドレスに1つの別名を定義することもできるので、 メールの一括送信も可能になります。例えば
aho: s1080134@u-aizu.ac.jp
のように書けば、メールを送るときに
To: aho
とするだけで
To: s1080134@u-aizu.ac.jp
のように変換されてから送られます。
変換されてからなので、どのような別名を定義しているかは相手にはわかりません
ので安心して、おかしな略称をつけましょう。(え
一括送信をしたい場合は、例えば、
dantai: xxx@docomo.ne.jp, xxx@ezweb.ne.jp, xxx ....
のように書けば
To: dantai
で一度に送れます。To に書くと全員に全員のアドレスが行き渡ってしまうので、
Bcc: dantai
のように Bcc で送るのがマナーです。 emacs -e mh-smail で送る場合はヘッダ部分に直接、 Bcc: と書いてやればいいです。 From: なども直接書いてやれば自分で指定することもできます。 実際、From: だけ書き換えても他にもヘッダ情報はあるので、 送信元を誤魔化すことはできません。 すべて書き換えてやればとりあえずは可能です。というかそんなことはしないように。
dantai: dantai1, dantai2, dantai3 dantai1: .... dantai2: .... dantai3: ....
のように記述します。 これらの alias 情報は
% ali
というコマンドで確認することもできます。展開されて表示されます。
% ali [alias name]
のように使用することもできます。
mnews を使用している人は、.mnews_setup ファイルに
mh_alias_mode: on
を追加しておけば .mh_profile を参照し、今回の場合は Mail/.mh_aliases を参照 するようになります。
send, show, next, prev, comp (これらのコマンドの設定) 
send: -alias .mh_aliases show: next: prev: comp:
等の MH 用コマンドのオプションを指定することができます。
send: -alias .mh_aliases
は send コマンドでメールを送るときのエイリアスファイルの指定です。 あとはそれぞれのコマンド、またそれのオプションを各自調べてください。
会津大学ローカル 
会津大学標準設定ファイルは /home/student/stdskel/.mh_profile にあります。
stdskel/.mh_profile でアクセスするといいでしょう。 編集した結果不具合が生じるようであれば、一旦戻してください。 ちなみに 2003年現在、以下のようになっています。
Path: Mail Msg-Protect: 600 Folder-Protect: 700 Draft-Folder: drafts display-coding: ja_JP.jis file-coding: ja_JP.jis process-coding: ja_JP.jis